トラックの寿命について

トラックだけに限らず、普通車であっても寿命はあり、
寿命の判断は「走行距離=寿命」 「年式=寿命」と考える人も多いのではないでしょうか?

走行距離や年式は寿命の目安で間違いはないですが、他にも寿命を見定めるポイントがありますのでご紹介します。

 

定期メンテナンス

定期的にメンテナンスしているかどうかでエンジンの調子は変わってきます。
エンジンメンテナンスの基本は、冷却水とオイルになります。

冷却水のメンテナンス

トラックは重い荷物を載せて走る事が多く長距離を走行した場合は、エンジンに多大な熱を発生し続けます。
冷却水は、エンジン内部を循環し熱を発したエンジンを冷やす仕組みになっています。

通常、冷却水は減る事はありません。しかし、年数が経つと蒸発したり、ホースの亀裂、ラジエータキャップの劣化などで冷却水が減ることがあります。

メンテナンスを怠ると、冷却水が少ない状態で運行する事になり、オーバーヒートへとつながります。
オーバーヒートは最悪の場合エンジンブローを引き起こす事があり、エンジンブローを起こした車両はエンジを載せ替えるか廃車となります。

 

オイルのメンテナンス

オイルはエンジンの潤滑と冷却を担っており、エンジンの血液とも言われています。

オイルが減った状態で運行するとエンジンは即ブローします。
ブローは免れたとしてもエンジン内部を傷つけてしまうため、調子は悪くなります。

エンジンに負荷がかかると、高回転になりがちですので、オイルの劣化が早くなります。
劣化したオイルは潤滑が上手くされず、同じくエンジン内部にダメージを与えてしまいます。


一般的にオイル交換のタイミング以下の距離と言われています。

 乗用車=3,000~5,000km
 小型トラック=2万km
 中型トラック=3万km
 大型トラック=4万km

 

また、距離以外にもオイル交換には目安の期間があり、車両が大きくなるとオイルの量が増える事から、交換の目安期間は長くなります。
乗用車は6ヵ月がオイル交換の目安期間なのに対し、トラックは12ヵ月と言われています。


この事から50万km走行している車両があったとしても、冷却水とオイルを定期的にメンテナンスしているかかどうかでエンジンの調子は大きく変わります。
定期的にメンテナンスをしていれば、100万kmでも問題なく走っている車両もあります。

 

定期的な走行

普段走行している車両かどうかでも車両の状態が変わってきます。
普段走行している車両は、各パーツが稼働しているため、オイルも循環しているのに対し、
しばらく動いていない車両は、オイルが一定の箇所に溜まるため、動き出す瞬間、金属同士の摩擦が発生する事があります。

タクシーの寿命が長いのはエンジンを止めない事で金属同士の摩擦を最小限に抑えているという説もあります。
また、しばらく動いていない車両になると、燃料タンクの空の部分からサビが発生する場合も極まれにあります。

 

車両の状態は複数の材料で考えよう

車両の寿命は、走行距離や年式も目安になりますが、定期的にメンテナンスをしているかどうか、
普段走行しているかどうかで車両の状態が変わってきます。

低年式での低走行車であれば停止している時間が長いため、必ずしも「程度が良い」とは言えません。

走行距離とそれに見合う年式かどうか?
点検は定期的に行っているか?
定期的に走行しているか?

なども、車両状態の判断材料に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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