長距離トラックドライバーの休息について

 

休息期間と仮眠

日をまたぐこともある長距離トラックドライバーは、休憩時間の他に休息期間についての基準が設けられています。
休息期間とは勤務から離れて、次の勤務につくまでの時間のことです。
休息期間は1日で8時間以上連続で必要だと定められています。

「休息期間=労働者の自由な時間」

ほとんどの長距離ドライバーはこの休息期間を使って仮眠をとっています。
もちらん、自由な時間ですので何をしてもかまいませんが、睡眠は大事ですね。

大型トラックは駐車場の問題もありますが、ご自身のトラックの中でゆっくりするのが好きなドライバーも多いです。
仮眠は車内でとるドライバーがほとんどです。
ご自分で過ごしやすく工夫されている方もたくさんおられますね。

 

トラックドライバーの拘束時間と休憩時間

就労時間もあいまいになりがちですが、労働基準法でしっかりと定められています。

「拘束時間=運転時間+休憩時間等」

拘束時間

トラックドライバーの拘束時間は、1日の上限が13時間です。延長した場合も最長で16時間まで。
食事などを含む休憩時間をとった場合、その時間も拘束時間に含んだ上で13時間までです。
拘束時間が15時間を超える日数は、1週間で2日以内と決められています。

運転時間

運転時間の基準は、2日間の平均で9時間までです。
今日12時間運転したとすれば、明日は6時間までしか運転できません。


休憩時間

ドライバーが連続して運転できるのは最大4時間までです。
4時間走った場合は必ず30分以上の休憩時間を設けないといけません。
4時間の間に1回10分以上の休憩を分割して取ることも可能です。

 

車内での休息について

大型トラックの横幅は2m以上あるので、仮眠の際はキャビン(キャブ)後部のベッドルームやルーフに設置されたベッドルームで過ごします。
標準的な身長の男性が足を伸ばして寝るのにはじゅうぶんなサイズです。

ですが、近年は経費の面からも環境の面からも、トラック停車時のアイドリングストップを求められるようになってきています。
車内で快適に過ごすには、エンジン停止時の温度管理が非常に重要です。
これからの季節、熱中症の恐れもありますので、車内の温度管理には注意しましょう。

 

アイドリングストップ支援の助成制度が使える場合もあります

(社)全日本トラック協会のホームページで、令和3年度アイドリングストップ支援機器導入助成事業について発表がありました。
会員の方は「アイドリングストップ支援機器導入助成金」が使える場合もありますので、確認してみてはいかがでしょうか?

 

助成対象機器

トラックドライバーが休憩、荷待ち等におけるエンジン停止時に相当時間連続して使用可能な車載用冷暖房機器で、次に掲げるものです。

 ① エアヒータ 
 ② 車載バッテリー式冷房装置

※対象となる機器については、所属のトラック協会ホームページを確認いただくか、各協会にお問い合わせください。

助成額 (1) 全日本トラック協会
 取得価格の1/2以内の額(上限設定あり)
(2) 各都道府県トラック協会
 別途、各都道府県トラック協会で定める。 (一部助成事業を実施しない協会があります)
お問合せ先 申し込み、申請期間等の詳細については、所属のトラック協会ホームページを確認いただくか、各協会にお問い合わせください。

 

今年は猛暑の予想が出ています。
トラック購入の際に、車載用冷房機器を取り付けたいなどのご相談も預かります!!
熱中症対策は早めに準備をして快適に過ごしましょう!!